2016年は「不思議な」としか形容できないような一年でした。人類がこれまでの築き上げてきた価値観や英知などといったものが、いわゆるポピュリズム的なうねりによって大きな疑問符を突き付けられた年であったと言ってもよいと思います。民主主義や市場の失敗としか解釈できないような出来事が次から次へと起こり、利害関係の調整はより難しく、多様性は分断を助長するものでしかないと皆が考えるようになったように見えます。所有者は自らの所有物が損なわれることを恐れ、既得権益は過剰なまでに守られました。与え、与えられることよりも、失わないことが優先される世界。この世界の傾向こそが今年起こった様々な混乱の原因だったのではないかと個人的には考えています。そしてこの傾向は当分維持されるような気がするのです。来年は欧州の主要国で選挙があり、また「あの」トランプ氏が米国大統領になるのも確実です。2017年には今年起こった様々な混乱を収拾する必要があるはずなのですが、だれもそんな交通整理をしたいと思っていないように見え、世界はまだまだ混乱から抜け出せないように感じています。
そんな中でも、そして日本の医薬品業界の経済的・政治的な低迷にもかかわらず、われわれe-Projectionにとって2016年が飛躍の年であったことに疑いの余地はありません。たった14カ月前に誕生したe-Projectionですが、この1年の間に書籍を出版し、オリジナルな分析論文が5報も掲載され、2つのイベントに参加し、4つの共同リサーチプロジェクトを走らせました。今年、弊社の事業活動をサポートしてくださったみなさま方一人ひとりのおかげであり、いくら感謝しても感謝し足りません。われわれは今後も引き続きこの成長を維持してゆきたいと考えています。そのためには3つの短期目標と、1つの中期目標を設定いたしました。
- 2017年末までに
- 都内にオフィスを構えます。
- 株式会社化します。
- フルタイムの従業員を一人以上雇用します。
- これらをすべて無借金で実現します。
- 2019年には
- 年商1億円を突破します。
新年が皆様にとって良い年となりますよう、また皆様とまたお目にかかれますように願って、年末のごあいさつに代えさせていただきたいと存じます。
長手寿明
President, e-Projection


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